刑務共済組合における貯金事業の仕組み
当組合の貯金事業では、組合員とそのご家族の万一のための保険として、「団体定期保険(グルー プ保険)・団体医療保険」及び「団体傷害保険・団体傷害疾病保険」を、組合員の財産形成 の一助として「積立貯金」を、また、退職後における老後の生活を豊かなものとするための「団体積立年金保険」を取り扱っています。
いずれの商品も組合全体による団体割引を活用することで、市中にある商品を個人で契約するよりもいい条件となるものが多いので、組合員の皆様におかれましては、ぜひ商品の内容を確認していただき、積極的に利用してください。
なお、貯金事業では、保険会社と契約により得られる収入や手数料収入や資産運用により得られる収入を、良質な商品を提供する財源としているだけでなく、組合員の福利厚生事業の資金として繰入するなど、すべて組合員全体のために還元する仕組みとなっています。
しかしながら、貯金経理の財政事情については、近年、有価証券利息の減少による収入減とともに支払利息の増加による支出増により、収入は減少傾向にあります。収入が減少することにより、収支バランス安定化のため、支出を抑えるべく提供する商品の質が低下することが懸念されるほか、福利厚生事業にも繰入ができなくなることで、当組合全体の運営に支障がきたすことが懸念されるため、収入の安定化を図ることが現在の大きな課題となります。